ファイブ・ポインツが今年の夏までに取り壊しになると知ったのは、昨年の秋頃だった....。 びっくりしたし、当然淋しいと思った....。 僕はもともと絵を描くことが好きだったが、ダンスを始めてから絵を描くことがより楽しくなった。 HIP HOP 4 ELEMENTSだと意識したことで、よりカッコいい絵を描きたいと思うようになった。 ただの絵や文字に、知恵や工夫をしてメッセージを込めたくなった。 ダンスのように深く追求したわけではないが、暇さえあればノートに落書きしていた。 今のようにインターネットがここまで普及していなかったから、先輩から雑誌を借りたり、CDのジャケットを真似て書いたり.....。 カッコいい絵が描けると部屋に飾ってニヤニヤしながら眺めたり....。 とにかくダンスのおかげで様々な遊びを知った。
ファイブ・ポインツが取り壊されてもこの思い出が消える訳ではない。でも、時代の流れとは言え…なんだか淋しい。
世の中にはストリートカルチャーの印象を良く思わない人は多い。 ダンスだって認知度は上がったが、僕の印象ではそれは本当にすごくすごく最近のことで、先人達や今の人たちの努力の賜物だろう。
グラフィティーだって本当にすごい技術のものは圧巻だし、若者がそこに熱中する意味こそ大人が知ろうとしなければいけないと僕は思うんだけど....。 これが認められている地区があるというところがN.Y.の素晴らしい一面でもあったのに....。
お時間ある方はネットでファイブ・ポインツのことやグラフティアートについて調べてみて欲しい。
そこには必ずエネルギーがあるから。
(ふ~...やっとこのこと書けた。敢えて写真も絵文字も使わないで日記を書きました。絵があった方が温度のある日記になったはず。絵や遊び心とは重要なものなんですよね。)
SATOSHI
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