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SATOSHI CHRONICLE #2 扉
[第一話]

みんないろいろなもの抱えて生きている。

そして、『どんな人にも闇のような部分は必ずある。』





11年前、自宅でのんびりしていたら一本の電話が鳴った。

FULL STOIC MOVERSのシラネからだ。

「SATOSHIさん、落ち着いて聞いてください。」

シラネは少し震えた声で

「シンが、交通事故で死にました。」




多分数秒『空白』があり、目の前の景色が

さーっと落ちていくような感覚になった。

自分の意識が、黒とも白とも言える空間に包まれた。

あれはまぎれもなく『無』だ。









どのように電話を切ったかも覚えていない。

その後どうしたのかも覚えていない。

覚えているのは、

シンが棺に入る前に布団の上で横になっていて、

その枕元に僕が座っているところからだ。

どうやってそこに行ったのかも覚えていない。


「バカだな...」


僕はシンに向かって、この言葉を何度も言った。

同期のシラネとヤタをはじめ、

名古屋のメンバーはみんなそこに集まっていた。




シンは、まだ二十歳だった。




当時の事をこうして振り返れるようになってきたのは最近のことだ。

......11年が過ぎた。

実は、今でもキーボードを叩く指が震えている。

でも、こうして日記にしているのは、

自分自身にもう一度確認したい事があるからだ。

そして、みんなに知って欲しい気持ちがあるからだ。

今日墓参りをしたら、この日記を書こうと決めていた。


[2011/12/27 22:25 ] | CHRONICLE
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